【危険?】無期雇用派遣になるのはやめておくべき?口コミからみるデメリットを紹介!

近年働き方は多様化し、正社員以外にも契約社員やアルバイト、パートなどで働く人が増えてきました。契約社員やアルバイト・パートは、時短勤務や週2〜3回の勤務が可能な場合もあります。そのため、育児やプライベートの両立を目指す方が増えてきています。

その他にも、派遣社員として働くという方法があります。派遣も契約社員やアルバイト・パートと同じく、比較的自由に時間が使える働き方です。

派遣にも一般派遣から紹介予定派遣、無期雇用派遣などさまざまな種類があります。その中でも今回は、無期雇用派遣について詳しく紹介します。

今回の記事では、無期雇用派遣の特徴や一般派遣との違い、メリットやデメリットについて解説します。さらに、無期雇用派遣の求人を探すにあたっておすすめの派遣会社についても紹介します。

また、無期雇用派遣については「やめた方がいい」「デメリットが大きい」という声も聞かれます。そのため、無期雇用派遣に関する実際の口コミややめた方がいいと言われる理由についても紹介します。無期雇用派遣を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

無期雇用派遣とは?

無期雇用派遣とは、契約期間を定めずに働くことができる派遣のことです。一般的な派遣社員は、3か月や6か月などの契約期間が定められています。無期雇用派遣にはこのような契約期間がありません。

派遣会社に無期雇用派遣として採用された時点で、その派遣会社との無期雇用契約が成立します。そのため、ひとつの派遣先企業における就業期間が満了となっても派遣会社との契約は続いているため、さらに新しい派遣先を紹介してもらうことができます。

派遣先企業との契約が満了してから次の派遣先に移るまでには、数週間〜数か月程度期間が空くことがあります。この待機期間にも、原則として給与や休業手当が支払われる仕組みになっています。

無期雇用派遣と一般の派遣の違い

無期雇用派遣と一般派遣を比較すると、さまざまな違いがあります。ここでは、無期雇用派遣と一般派遣の詳しい違いについて解説します。

2つの具体的な違いは、次の4点です。

  • 派遣会社による書類選考や面接がある
  • 雇用形態の違い
  • 給与・賞与の違い
  • 雇用期間の違い

このように、無期雇用派遣と一般派遣にはさまざまな違いがあります。それぞれの違いについて、詳しく解説します。

派遣会社による書類選考や面接がある

一般派遣の場合、基本的には派遣会社に登録するのみで書類選考や面接などはありません。その理由としては、派遣会社に登録したのち、派遣会社の紹介という形で就業希望者に合った派遣先企業へ就業という形になるためです。

一方、無期雇用派遣の場合は派遣会社での面接や書類選考があることがほとんどです。無期雇用派遣は派遣会社が無期雇用の契約を結ぶため、なるべく間を空けずに働いてくれる社員を必要としているからです。

雇用形態の違い

無期雇用派遣は、派遣会社と期間の定めなく雇用契約を結びます。つまり、派遣先企業で就業していないときでも派遣会社の社員という立ち位置です。

一方で一般的な登録型派遣の場合は、派遣先企業の就業期間をもとに期間を定めて雇用契約を結んでいます。そのため、派遣先企業で就業をしていない場合はどこにも属していない立場ということになります。

給与・賞与の違い

一般派遣の場合、給与は基本的に時給制です。一方で無期雇用派遣は、月給制のところが多くなっています。

また、無期雇用派遣には賞与がありますが、一般派遣の場合は賞与がないことが多いです。このように、給与形態や賞与に関しても違いがあります。

雇用期間の違い

無期雇用派遣は、雇用期間の定めがありません。そのため、就業していない時期や待機期間でも給与もしくは休業手当が受け取れます。

一方で、一般派遣の場合は、派遣先企業で就業する期間のみ派遣会社との雇用契約を結びます。そのため雇用期間は一時的なもので、同じ派遣先企業で就業できるのは最大3年までとなります。

無期雇用派遣はやめた方がいいと言われる理由

インターネット上では、「無期雇用派遣はやめた方がいい」という口コミが多くあります。それは一体どうしてなのでしょうか。

無期雇用派遣はやめたほ方がいいと言われる主な理由は、次のとおりです。

  • 他の社員に比べて給料が安い
  • 人材会社が得をするシステムだから
  • 無期雇用派遣から正社員になれた実例が少ない
  • 派遣先企業とは給与の交渉ができない
  • 若い年代を対象としている

無期雇用派遣として働く際、人によっては給与や雇用において不安を感じる面があるかもしれません。それぞれの理由について、詳しく解説します。

他の社員に比べて給料が安い

無期雇用派遣は、正社員と比べると給与が安いことがほとんどです。同じ仕事をしていても安い給与設定のため、損をしたと感じることも少なくないでしょう。

「無期雇用だから実質正社員なのでは」と思う方もいるかもしれませんが、無期雇用派遣の実態はあくまで派遣社員です。そのため、残念ながら正社員と同程度の給与をもらうことは難しいでしょう。

人材会社が得をするシステムだから

無期雇用派遣は、人材派遣会社にお金が入るようなシステムになっています。そのため、雇われた側が得することはほぼありません。

派遣会社が無期雇用派遣として人材を確保し、安い給与でさまざまな企業へ派遣します。そうすると、派遣先企業から派遣会社に「派遣雇用契約にかかる料金」が支払われるため、派遣会社が儲かる仕組みになっているのです。

無期雇用派遣から正社員になれた実例が少ない

稀に、無期雇用派遣から派遣会社の正社員になれる事例があります。ただしその実例は非常に少ないため、あまり期待をしないほうがいいでしょう。

そのため、「いずれ派遣会社の正社員になりたいから、とりあえずは無期雇用派遣で働く」というのはおすすめしません。それならば、他の企業に正社員として就職し経験を積んでから、あらためて転職という形で採用してもらったほうがいいでしょう。

派遣先企業とは給与の交渉ができない

無期雇用派遣の方に給与を支払うのは、あくまで派遣会社です。そのため、いくら派遣先企業に掛け合ったところで給与は変わりません。

派遣会社に給与交渉をすることはできますが、応じてもらえることは少ないです。そもそも昇給があまりない雇用形態なので、安い給与のまま長い間働き続けるしかありません。

若い年代を対象としている

無期雇用派遣は、若い年代を対象としている働き方です。長く続けていても正社員ほどの昇給はないので、一時的な生活しのぎといったイメージが正しいかもしれません。

そのため、無期雇用とはいってもなるべく早い段階で就職活動をしたほうがベターです。30代〜40代に差し掛かってくると、転職もかなり難しくなります。

無期雇用派遣はやめた方がいいという口コミ

それでは、無期雇用派遣に関する実際の口コミをみてみましょう。無期雇用派遣に関する口コミは、次のとおりです。

無期雇用派遣については、やはりネガティブな口コミが多くありました。正社員と同じ仕事をしていても給与は低く、昇給も見込めないことがほとんどです。

無期雇用派遣は正社員扱いになるので、派遣先がない場合でも給与が何割か保障されているという点はメリットです。ただし、何らかの理由でずっと派遣先が決まらない場合は、派遣会社の利益にならないので突然リストラされることもあるかもしれません。

このような雇用形態であるがゆえに、「働き続けていると絶望する」「心が荒んでくる」という経験談も多くみられます。昇給がないため、モチベーションの維持も難しいのかもしれません。

【就職者側】無期雇用派遣のメリットとは?

ここまで無期雇用派遣におけるよくない口コミを紹介しましたが、もちろんメリットもあります。ここでは、無期雇用派遣における就業者側のメリットについて解説します。

無期雇用派遣におけるメリットは、主に次のとおりです。

  • 正社員と同じ給与形態「月給+賞与」
  • 派遣会社の福利厚生が受けられる
  • 交通費や各種手当が支給される
  • 休職中も給与が支給される
  • 未経験でも雇用してもらえる

無期雇用派遣の場合、給与面や福利厚生の面でメリットを享受できることが多いです。それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

正社員と同じ給与形態「月給+賞与」

無期雇用派遣では、正社員と同じ給与形態が受けられます。基本的に正社員は「月給制+賞与」になるので、無期雇用派遣もそれに準ずる給与形態となっています。

一般派遣の場合は「時給制+賞与なし」なので、収入が不安定になることもあります。無期雇用派遣の場合は毎月ある程度決まった金額がもらえるため、安定した働き方が可能です。

派遣会社の福利厚生が受けられる

無期雇用派遣の場合、一般派遣と同様、派遣会社の福利厚生が受けられます。そのため、有給休暇の取得や研修などを行う場合、派遣会社への申請が必要です。

無期雇用派遣も一般派遣も、雇い主は派遣会社です。そのため、派遣先企業の福利厚生は受けられないので覚えておきましょう。

交通費や各種手当が支給される

派遣社員であれば、派遣会社から交通費や各種手当が支給されます。給与も派遣会社からの支払いとなるので、このような手当も派遣会社側から支払われるのです。

有給休暇はもちろん、産休や育休、結婚・出産祝い金などの手当が出る派遣会社もあります。このような福利厚生を重視したい方は、派遣会社を選ぶ際にチェックしておきましょう。

休職中も給与が支給される

一般的な登録型派遣の場合、雇用期間は派遣先企業で就業している間だけです。そのため、一旦期間が満了して次の派遣先を探している間は無給のままになります。

一方で、無期雇用派遣の場合は、派遣先を探している間や休業中であっても派遣会社に雇用されています。そのため、休職中であっても給与もしくは休業手当が支給されるのです。

未経験でも雇用してもらえる

転職活動などを行う場合、未経験の職種にはなかなか内定をもらえないことがあります。どうしても就業したい職種がある場合は、まずは無期雇用派遣で経験を積んでから転職ということもできます。

無期雇用派遣への登録は、正社員の採用よりもハードルが低いです。そのため、未経験でも雇用してもらいやすいことがメリットといえるでしょう。

【就職者側】無期雇用派遣のデメリットとは?

続いては、就業者側から見た無期雇用派遣のデメリットについて紹介します。無期雇用派遣のデメリットは、主に次の4点です。

  • 無期雇用派遣は正社員ではない
  • 契約解除の可能性は正社員より高い
  • 給与のUPはない場合が多い

無期雇用派遣は正社員と比較すると安定性が低く、デメリットに感じる部分が多いかもしれません。これらのデメリットについて、それぞれ詳しく解説します。

無期雇用派遣は正社員ではない

無期雇用派遣は、「正社員(無期雇用派遣)」「正社員と同等」と記される場合があります。しかし、無期雇用派遣と正社員は全く違うものです。

無期雇用派遣はあくまで雇用期間が定められていないだけであって、派遣社員であることに変わりはありません。そのため、正社員とは勤務形態や給与などが異なることが多いので注意しましょう。

もしも「正社員も無期雇用派遣も契約期間が定められていないから、本質的には同じ」と思っている場合、注意が必要です。

契約解除の可能性は正社員より高い

正社員が契約解除をされることは、よほどのことがない限りありません。しかし、無期雇用派遣が契約解除されることは、正社員よりも可能性がかなり高くなります。

正社員は、企業の中でも重要な部署や係を任されることが多いです。一方で無期雇用派遣はあくまで派遣なので、そこまで重要なポジションを任されることはほとんどありません。

また、就業していない期間が長く続くと、派遣会社にとっては払い損です。そういった場合は長く籍を置いておく理由はないので、突然契約解除を言い渡されてしまうこともあるでしょう。

給与のUPはない場合が多い

無期雇用派遣では、雇用条件に「昇給あり」と記載されていることもあります。しかし、昇給はあまり見込めないと思っておいたほうがいいでしょう。

正社員の昇給は、比較的上がり幅も大きくモチベーションにもつながります。一方で無期雇用派遣の場合は職場を転々とするので、スキルが上がりにくく昇給にもつながりにくいのです。

そのため、いくら昇給ありと記載している派遣会社であっても、正社員ほどの上がり幅は望めません。そのため、昇給に関してはあまり期待しないでおくほうが無難でしょう。

無期雇用派遣におすすめの派遣会社・サービス5選

ここからは、無期雇用派遣として働きたい方におすすめの派遣会社・サービスを紹介します。今回紹介する派遣会社・サービスは、次のとおりです。

  • リクルートスタッフィング「キャリアウィンク」
  • テンプスタッフ「ファンタブル」
  • スタッフサービス「ミラエール」
  • アデコ「キャリアシード・ハケン2.5」
  • マイナビワークス「マイナビキャリレーション」

それぞれのサービスについて、詳しい情報を解説します。

リクルートスタッフィング「キャリアウィンク」

リクルートスタッフィングの「キャリアウィンク」は、未経験からの事務職就業を応援する無期雇用派遣です。事務が初めての方でもOKな求人を紹介するほか、研修やフォロー制度なども充実しています。

キャリアウィンクで事務の無期雇用派遣へ就業した方のうち、約8割が事務職未経験の方です。ビジネスマナーやOAをしっかり研修で学べるようになっていて、未経験でも活躍できるフォローをしてくれます。

テンプスタッフ「ファンタブル」

テンプスタッフの「ファンタブル」は、パーソルテンプスタッフと無期雇用派遣契約を結ぶ働き方です。こちらも未経験から事務職へ就業した実績が多く、将来的には派遣先企業の社員となれるようにサポートしてくれます。

事務職は人気が高いので、未経験者がすぐに就業することは難しい場合があります。そこで、一旦無期雇用派遣として勤務をし経験を積むことで、社員登用が目指せるという仕組みです。

入社前はビジネスマナーやPCスキルなどの研修があり、就業中でも定期的にサポートが受けられます。

スタッフサービス「ミラエール」

スタッフサービスの「ミラエール」は、メリハリをつけて働きたい方やきちんと福利厚生を受けたい方におすすめです。昇給しにくい無期雇用派遣ではありますが、ミラエールでは昇給制度がしっかりと整っています。

社会保険が完備されており、ほとんどの仕事は土日祝日が休みです。さらには産休や育休、有給休暇なども取得できます。特に女性の登録者数が多いので、育児やプライベートと両立したい方は検討してみてください。

アデコ「キャリアシード・ハケン2.5」

アデコの「キャリアシード・ハケン2.5」は、アデコ独自の無期雇用プログラムです。アデコ以外の派遣会社で就業している場合でも、現在働いている派遣先企業で2.5年以上継続して就業している場合は応募ができます。

福利厚生には、健康診断時の婦人科オプションの追加や勤続10年表彰、結婚・出産祝い金などがあります。また、専任でサポートしてくれるキャリアコーチ制度や、有給休暇の付与も完備されています。

マイナビワークス「マイナビキャリレーション」

マイナビワークスの「マイナビキャリレーション」は、無期雇用派遣を軸としたサービスです。安定した派遣として働き続けたい方やキャリアアップを目指したい方、未経験から事務職を目指したい方におすすめです。

入社後の研修制度が充実していることはもちろん、入社前にもさまざまな教育が受けられます。また、円滑に業務を進めるためのコミュニケーションスキルを磨くため、自己診断ワークブックやアサーションを通じて学ぶ機会もあります。

無期雇用派遣に関するよくある質問

最後に、無期雇用派遣にまつわるよくある質問に回答します。ここで回答する質問は次の2点です。

  • 無期雇用派遣は社会保険に加入できますか?
  • 希望しない会社を紹介された場合は断ることは可能ですか?

それぞれの疑問について、具体的に解説します。無期雇用派遣について疑問点がある方は、事前に解消しておきましょう。

無期雇用派遣は社会保険に加入できますか?

無期雇用派遣であっても、社会保険への加入ができます。社会保険とは、「健康保険」「厚生年金保険」「介護保険」「雇用保険」「労災保険」の5つを合わせた総称です。

それぞれの保険には労働期間などの加入条件があります。例えば健康保険の場合、「雇用契約期間が2か月を超える、もしくは2か月を超える見込みがある」という条件があります。

これらの条件を満たしていれば、派遣社員であっても保険への加入ができます。それぞれ細かい加入資格があるので、社会保険への加入ができるかどうか知りたい方はチェックしてみてください。

希望しない会社を紹介された場合は断ることは可能ですか?

職種や地域によっては、就業が難しい場合があるかもしれません。その理由を納得いくように説明できれば、断ることができるケースもあります。

ただし、基本的にはどのような会社であっても断れないと考えておいてください。どうしても希望に沿った勤務条件でないといけない方は、面接でその旨をきちんと伝えるか、一般的な登録型派遣として働くことがおすすめです。

まとめ

今回の記事では、無期雇用派遣の特徴や一般派遣との違い、メリットやデメリットについて解説しました。無期雇用派遣は契約期間が定められていない派遣のことで、正社員や一般派遣とは大きく異なります。

基本的には月給制+賞与となっていて、契約期間の定めはありません。ただし昇給が難しく、正社員と比べると契約解除されやすいといったデメリットもあるので注意しましょう。

無期雇用派遣には、「希望する仕事に就けない」「モチベーションが保てない」といった悪い口コミもあります。とはいえ、正社員よりも自由な時間枠で働きたい方や休業中も給与や手当がもらえることに魅力を感じる方にとっては、理想的な働き方であるケースもあります。

無期雇用派遣という働き方が合うかどうかは人それぞれなので、自身の希望する条件に合っているかどうかをチェックしてみましょう。今回の記事では無期雇用派遣の求人を探すにあたっておすすめの派遣会社についても紹介したので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

※2022年5月時点の情報です。
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※本記事で紹介しているサービス・商品に関するお問い合わせは、サービス・商品元に直接お問い合わせください。

<参考>
キャリアウィンク公式サイト
ファンタブル公式サイト
ミラエール公式サイト