派遣の面接を受ける際、どのような服装がふさわしいのか気になる方も多いでしょう。服装のルールや正しいマナーを知らずに面接に臨んでしまうと、相手にマイナスのイメージを与えてしまうかもしれません。
そこで、今回は派遣会社の登録会や顔合わせでの服装や身だしなみのポイントを解説します。
第一印象は面接に合格する上で重要なポイントなため、必ず確認しておきましょう。
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ランキング | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
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派遣会社 | テンプスタッフ | スタッフサービス_オー人事 | 人材派遣会社のパソナ | アデコの派遣(事務) |
仕事内容 | 事務、企画、通訳など | 事務、営業、販売など | 事務、広報、外国語事務など | 一般事務、経理、総務など |
時給帯 | 900円〜3,000円 | 900円〜3,000円 | 1,000円〜2,000円 | 750円〜5,000円 |
福利厚生 | ・社会保険 ・有給休暇制度 ・通勤交通費支給 など |
・社会保険 ・有給休暇制度 ・キャリアカウンセリング など |
・社会保険 ・交通費全額支給 ・乳がん/子宮がん検診無料 など |
・社会保険 ・各種祝い金 ・有給休暇制度 など |
登録方法 | WEB、電話、来社 | 登録会、オンライン | WEB、来社 | WEB |
特徴 | ・大手派遣会社 ・正社員の紹介あり ・業界最大級の求人数 |
・翌月スタートの紹介あり ・社名非公開の大手求人あり ・派遣から直接雇用も目指せる |
・圧倒的な高時給 ・紹介予定派遣あり ・専任担当によるマンツーマンサポート |
・在宅勤務OK多数 ・無期雇用派遣あり ・有名、優良企業の事務の仕事多数 |
公式サイト |
派遣会社登録会の服装・髪型

まず、派遣登録会にふさわしい服装や髪型を紹介します。
そもそも派遣登録会とは、派遣会社から仕事を紹介してもらうために、自身の情報を登録し、スキルチェックをする場のことです。派遣登録会ではキャリアコーディネーターと1対1で面談を行い、仕事に関する要望や希望を具体的に伝えます。
「派遣会社に登録するだけなら、身だしなみは気にしなくてもいいのでは」と思う方もいるかもしれません。しかし、場合によっては登録会で紹介の対象から外れてしまう可能性があります。
派遣会社の担当者から「この人に仕事を紹介するのは難しそう」と判断されないためにも、最低限の服装を確認しておきましょう。
登録会であれば服装は自由
登録会の服装に規定はありません。この日には企業との顔合わせはしないため、基本的に服装は自由です。
とはいえ、派遣会社の担当者への印象を考えると、派手すぎる見た目や肌を露出した服装は避けた方がいいでしょう。
スーツやオフィスカジュアルでもOK
登録会の服装は自由ですが、なるべくスーツやオフィスカジュアルなどの清潔感がある服装が好ましいです。
女性の場合はブラウスとスカート、パンツにジャケットなどのコーディネートがいいでしょう。男性の場合はノーネクタイでも問題ありませんが、ジャケットを羽織った方が好印象です。
ただし、服装を整えていたとしても、スーツにシワや汚れが目立つようでは「本当に仕事を紹介して欲しいのだろうか?」と、面接への本気度が疑われてしまう恐れもあります。身なりが整っているかよく確認してから、登録会に参加しましょう。
奇抜な髪型・髪色でなければ自由だが黒髪が望ましい
髪型や髪色は基本的には自由ですが、黒髪や明るさを抑えたブラウンカラーが望ましいです。特に、一般企業への就職を目指す方は、髪色や髪型で目立ちすぎないようにしてください。
職種によっては、髪型や髪色の規定が一切ない場合もありますが、仕事に就くまではナチュラルな印象を与えることが重要です。
清潔感のある服装・髪型が望ましい
派遣登録会はおしゃれさをアピールする場ではありません。担当者に「安心して仕事を紹介できる」と思ってもらうためには、清潔感のある服装や髪型がおすすめです。
ここでオフィスカジュアルの例を男女別に紹介します。
女性 | 男性 | |
トップス | 白や薄い色のブラウスやシャツ | 白やブルー系のワイシャツや清潔感のあるポロシャツ |
ボトムス | テーパードパンツやスラックス、膝下丈のスカート | スラックスやチノパン、黒や茶色のシンプルなベルト |
アクセサリー | 結婚指輪(既婚者の場合)、小ぶりのピアスやネックレス | 結婚指輪(既婚者の場合) |
髪型・髪色 | 黒髪やダークブラウン、長い髪は束ねる | 黒髪やダークブラウン、長髪はなるべく避ける |
その他 | ナチュラルなメイク・ネイル | ひげをきれいに剃る |
一般的に上記のような服装・身なりがオフィスカジュアルと言われています。安価で購入できるファッションブランドも増えているので、手持ちの服がない方は面接用として用意しておきましょう。
また、全身をトータルコーディネートしてくれるような、洋服のサブスクリプションサービスもあります。コーディネートに自信がない場合は、そのようなサービスも活用してみてください。
派遣先の顔合わせ(面接)の服装・髪型

次に、派遣先の顔合わせにふさわしい服装や髪型を紹介します。
基本的に、派遣社員が派遣先企業で面接されることはありません。なぜなら、派遣法で「企業は派遣社員を選定する行為を禁じる」とされているからです。そのため顔合わせでは、主に職場見学や業務の説明などが行われます。
とはいえ、初対面である顔合わせの第一印象は重要です。企業の担当者に悪い印象を与えないためにも、身なりを整えて臨みましょう。
スーツかオフィスカジュアルが望ましい
派遣先の顔合わせは、派遣登録会で着用したようなスーツかオフィスカジュアルが望ましいです。派手な服装や露出は悪目立ちしてしまうため、あまりおすすめできません。
ただし、リクルートスーツは学生のような印象を与えてしまいます。転職活動の場合は、ビジネススーツを選択するのが一般的でしょう。服装のイメージがつかない場合は、上記の派遣登録会についての説明のような服装を参考にしてみてください。
メイクを控えめにして清潔感を心がける
派遣先の顔合わせでは「清潔感」や「好印象」を与えることがポイントです。普段しているメイクではなく、血色感のあるナチュラルメイクを心がけます。
ここで顔合わせの際に意識したいメイクのポイントを紹介します。
ベースメイク | コンシーラーでシミやくすみをカバーし、ファンデーションで肌に明るさを出す |
チーク | 肌馴染みのいいピンクを頬にのせ、血色感を出す |
リップ | 落ち着いたローズピンクやコーラルピンクで血色感を出す |
アイシャドウ | パールが含まれているベージュ系のアイシャドウで立体感を出し、ラメ系は避ける |
ヘアアレンジ | オイルやクリームなどのスタイリング剤でツヤ感を出し、髪が長い場合は束ねる |
「ナチュラルメイク」は、ただ単にメイクを薄くすればいいという訳ではありません。清潔感を与えるには、「ツヤ」「明るさ」「血色」を意識することが大切です。男性の場合は、ひげを剃り、髪や眉毛を整えるだけでも印象は変わります。
顔がよく見える髪型にする
髪型の決まりはありませんが、「暗い印象」「話しかけづらい印象」を与えないためにも、顔まわりを覆うような髪型は避けた方がいいでしょう。
女性の場合、ボブやミディアムであれば耳にかけたり、ロングであればハーフアップや束ねたりするのがおすすめです。男性の場合は、長髪を避けて清潔感を演出しましょう。寝癖がついていないかどうかも確認してください。
【登録会・顔合わせ】服装や身だしなみで気を付けるポイント

服装や身だしなみのポイントをあらためて確認しておきます。
- 証明写真はスーツかオフィスカジュアル
- サイズが合ったものを着用する
- 洋服にシミやシワがないかチェックしておく
- 足元の清潔感にも気をつける
- 腕時計は派手すぎないシンプルなものを選ぶ
ポイントをひとつずつ見ていきましょう。
証明写真はスーツかオフィスカジュアル
派遣に登録する際は本人確認のための証明写真が必要です。担当者に良いイメージを与えるためにも、スーツかオフィスカジュアルのようなビジネスの場に適した服装で撮影しましょう。
また、派遣会社によっては、当日その場で撮影するケースもあります。登録会へ参加する時は身なりを整えてから臨んでください。
サイズが合ったものを着用する
登録会や顔合わせにはスーツかオフィスカジュアルが望ましいですが、サイズが合っていない服はだらしない印象を与えてしまいます。
安価のスーツでも構わないので、自身に合ったサイズを用意しましょう。
洋服にシミやシワがないかチェックしておく
スーツやシャツを着用する際は、前日までにシミやシワがないかチェックしておきます。
シワがある場合は、登録会・顔合わせ前までにアイロンがけを行ってください。シミが目立つ場合は代わりの服を購入することをおすすめします。
足元の清潔感にも気を付ける
足元は意外と目につく部分です。革靴にホコリや汚れがついていないか、ビジネス用の靴下を履いているか、担当者はそのようなところから相手がどんな人間か観察しています。
最近では、コンビニエンスストアやスーパーでもビジネスソックスを購入できます。手持ちがない方は必ず用意しておきましょう。
腕時計は派手すぎないシンプルなものを選ぶ
登録会・顔合わせに付けていく腕時計は、なるべくシンプルなものがおすすめです。
スマートウォッチや装飾が少ない時計が良いでしょう。派手すぎるカラーはスーツと相性が悪いので、避けた方が無難です。
派遣の登録会で行われること

初めて派遣の登録会へ参加する方のために、登録会の流れを簡単に紹介します。
- 仕事の仕組みの説明
- 職歴・プロフィールの登録
- 簡単なスキルチェック
- 担当者と面談
それぞれについて、詳しく説明していきます。
仕事の仕組みの説明
まず、派遣社員の仕事がどのような仕組みになっているのか説明を受けます。
派遣社員は勤務先の社員ではなく、あくまでも派遣会社に在籍しています。そのため、派遣会社と派遣先企業の関係性を理解し、守秘義務や契約について知っておくことが大切です。
登録会ではスライドや動画を使用し説明してくれるので、分からないことがあればこのタイミングで確認しておきましょう。
職歴・プロフィールの登録
派遣会社の仕組みを理解したら、自身の職歴やプロフィールを登録します。
氏名や先年月日、住所などの個人情報に加えて、これまで行っていた仕事内容やスキル、資格などを細かく記入します。
簡単なスキルチェック
専門的な仕事の場合は、業種に合わせたスキルチェックを行います。
スキルチェックの結果によっては、紹介される仕事も変わってくる可能性があります。得意な仕事があればあらかじめ伝えておきましょう。
担当者と面談
最後に、仕事をコーディネートしてくれる担当者と面談します。この際、これまでの職歴や仕事内容、希望の職種や給料、エリアなどを細かく確認していきます。
登録会へ参加しても採用されない場合もあるため、「就業意欲がある」と担当者にアピールすることが大切です。担当者にはできるスキル・できないスキルを正直に伝えてください。
派遣の顔合わせで行われること

派遣先の企業で顔合わせを行う際の流れを説明します。
- 自己紹介
- 勤務時間・業務内容の確認
- 業務開始までのスケジュールの確認
- 職場見学
自己紹介
派遣先への顔合わせの15分〜1時間前に、派遣会社の担当者と喫茶店や駅前で待ち合わせします。事前に派遣先企業の特徴や注意点について打ち合わせすることが多いです。その後、確認が終わったら、担当者と一緒に派遣先へ向かいます。
担当者が会議室などに通してくれるので、上司や人事と対面したら自己紹介をしましょう。
勤務時間・業務内容の確認
挨拶を終えたら、就業先の勤務時間や業務内容を確認します。
派遣社員は決められた業務しか行ってはいけないため、派遣会社の担当者が一緒にいるときに契約内容を確認しておくことが大切です。残業時間や繁忙期などもあらかじめ聞いておくと良いでしょう。
業務開始までのスケジュールの確認
業務開始までのスケジュールを確認します。
顔合わせまでに前職を退職できていない場合は、就業開始ができる日程をしっかり伝えます。就業先に迷惑がかからないよう、問題があれば必ず上司となる人物に相談おくことが大切です。
職場見学
最後に就業先を見学します。「社員の雰囲気はどうか」「仕事環境に問題はないか」「働いていけそうか」など、実際の職場をよく確認しておきます。万が一、契約と違っていたり、働くことが難しかったりする場合は、派遣会社の担当者へ早めに相談してください。
派遣会社の登録会や顔合わせの服装に関するよくある質問

ここで、派遣会社の登録会や顔合わせの服装に関するよくある質問にお答えします。
私服OKの場合は何を着れば良いですか?
派遣会社によっては「私服OK」とされていることがあります。この場合、スーツを着用する必要はありませんが、きちんとしたイメージ・清潔感を与えられる服装が望ましいです。
女性の場合は、綺麗めのワンピースや薄いカラーのブラウスに膝丈スカート、男性の場合は白かブルー系のシャツにチノパンやスラックスがおすすめです。
短めのスカート、派手なシャツ、デニムパンツなどは印象を下げてしまう可能性があるため、避けるのが無難でしょう。
ネイルをしていても大丈夫ですか?
派遣登録会へ参加する場合は、ネイルをしていても大丈夫ですが、ピンクやベージュなどの馴染みの良いカラーやフレンチネイルがおすすめです。服装と同様、派手なネイルは避けておきましょう。
顔合わせについては業種によって異なるため、派遣会社の担当者に確認してください。
アパレル業界は私服でも大丈夫ですか?
アパレル業界へ就業希望の場合、カジュアルな私服でもOKとしている企業も多いですが、第一印象が悪くならないよう「清潔感」を意識することが大切です。シワやシミがないか確認しておきましょう。
工場見学の場合はどのような服装が良いですか?
工場見学の場合も、基本的にオフィスカジュアルで行くのが望ましいです。ただし、工場によっては服が汚れてしまう可能性もあるため、「私服で来てほしい」と言われた場合はカジュアルな服装でも大丈夫です。
Web面談の際はどのような服装が良いですか?
Web面談の際は、明るめのトップスにジャケットを羽織るコーディネートがおすすめです。
室内の照明が整っていないと、顔が暗く映ってしまいます。明るめのトップスを着用したり、リングライトを使用したりするなど、顔まわりが明るくなるような工夫をしてみてください。
Web面談の際も私服の指示があった場合は私服でも大丈夫ですか?
私服の指示があった場合は、私服でも構いません。ただし、シワやシミがないこと、画面に映る可能性のある裾がボロボロではないことなどを確認しておきましょう。
まとめ
今回は派遣会社の登録会や顔合わせでの服装や、身だしなみのポイントを解説しました。
どちらの服装もスーツやオフィスカジュアルがベストです。ただし、就業先によっては服装が異なるため、担当者に確認しておくことをおすすめします。
第一印象は面接に合格する上で重要なポイントなため、清潔感を意識した服装を用意してください。
※本記事の情報は2022年6月時点のものです。
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